東京で繁盛している焼肉店を見ると、高級店が多数を占めています。ここでいう高級店というのは、食事をする価格が高く設定されている店という意味ではなく、提供している食事内容が高級という意味です。基本的に価格が高く設定されている店というのは、出される食事内容も原価率の高いものばかりなのですが、なかには手頃な価格でありながら高級な和牛や希少部位が食べられるお店もあります。東京の焼肉店はその店舗数が多いので、あらゆるお店があり、穴場的な店というのも存在しています。
ここで気になるのは、お手頃な価格帯でありながら高級な和牛が食べられる店です。このような店は、仕入れにこだわることによって原価率を抑えて利益を出しているのです。生産者から直接仕入れることが多く、中間業者をできる限り入れないようにしています。この中間業者の数が多ければ多いほど、お客様に提供する場合の価格を上げていかなければなりません。そうしないと従業員の給料や水道光熱費などお店を運営するにあたって必要な経費を捻出できないからです。
生産者から直接仕入れをするのは契約にこぎつけることが大変であり、何度も出向いて信頼関係を構築させるなどの見えない努力が必要です。すべてはお客様に喜んでもらうため、選ばれるお店であるために経営者は頑張っています。